楽天ポイントの価値をもっとも高める賢い使い道を紹介します

楽天ポイントの価値をもっとも高める賢い使い道を紹介します楽天スーパーポイント

 

楽天ポイント(正式名称:楽天スーパーポイント)は使い方によってその価値が変わる。

本来、楽天ポイントは楽天市場などの買い物で使うためのポイントだった。しかし、今では、楽天市場における買い物で楽天ポイントを消費するのは損な使い方にもなり得る。楽天ポイントは現金と同等、使い方によっては現金以上の価値へと変えられる。たとえば、楽天カードの支払いへ利用したり、ANAマイルへの交換では1円以上の価値にできる。つまり、楽天の買い物で利用するよりもお得になる。

 

楽天ポイントの賢い使い方をマスターすれば、楽天ポイントの価値を更にあげれる。楽天経済圏で生活する人は優先順位の高い使い方を知っておくべきだ。

 

この記事では

▶ 楽天ポイントを現金以上の価値にする使い方
▶ 楽天カード保有者は楽天ポイントを買い物や寄付で「使うべきではない」理由

から

▶ 楽天ポイントで楽天ポイントを増やす「ポイント運用」の賢い利用方法

まで楽天経済圏で生活している人に向け、楽天ポイントの価値を高める賢い使い方を紹介していきたいと思う。

 

楽天ポイントを現金以上の価値にする使い方

楽天スーパーポイントを現金以上の価値にする方法

 

まず、楽天ポイント(通常ポイントおよび期間限定ポイント)を現金以上もしくは現金と同等の価値にする使い道をまとめて紹介すると

1.楽天ポイントを現金以上の価値にする方法

1-1.楽天カードの請求分支払い(通常ポイントのみ利用可)
1-2.ANAマイルへと交換する(通常ポイントのみ利用可)

2.楽天ポイントを現金と同等の価値にする方法

2-1.電気代、携帯電話代の支払(通常ポイントおよび期間限定ポイントも利用可)
2-2.楽天証券における株式や投資信託の購入(通常ポイントのみ利用可)
2-3.楽天Pay、楽天Edy、楽天ポイントカードを通してリアルでの消費に使う(通常ポイントおよび期間限定ポイントも利用可)

以上のようになる。

楽天カードを保有していない人も価値を高める使い方は知っておくべきだ。

それぞれ下記で詳しく説明していく。

 

1.楽天ポイントを現金以上の価値にする方法

楽天の通常ポイントは楽天カード利用分の支払にもあてられる。これは現金を減らす代わりに使えるのはもちろん、クレジットカードを通して決済できるものは全て楽天スーパーポイントでも支払えることも意味する。

また、楽天カードを通して楽天ポイントを利用することにより、楽天カードの還元も得られる。この使い方では1ポイントが1円以上の価値を持つ。

たとえば、楽天証券では現金以外にも、楽天カードおよび楽天の通常ポイントで投資信託の購入ができる。つまり、決済として下記3通りの方法もある。

①現金で投資信託の購入
②楽天ポイントで投資信託の購入
③楽天カードで投資信託の購入⇒楽天カード請求分を楽天ポイントで支払い

①は現金と投資信託の交換になる。2と3の場合はともに楽天ポイントと投資信託が交換された形になる。ただ、③は投資信託だけでなく、楽天カード分の1%還元を受けれる。

1万円分の投資信託を購入したケースで考えると

①1万円減って、1万円分の投資信託が残る
②1万ポイントが減って、1万円分の投資信託が残る
③1万ポイントが減って、1万円分の投資信託が残り、楽天ポイント100ポイントが還元される

楽天ポイントを使うなら、上記の③を選択した方が、楽天カードの1%還元を受けれるため②よりも価値を高める使い方になる。

投資信託に限らず、楽天カードの支払に楽天ポイントを利用すれば1ポイント1円以上、正確には1ポイント=1.01円の価値にできることを意味する。楽天カード保有者なら、楽天ポイントはこちらでの利用へ優先するのがおすすめである。

 

楽天カードは毎月12日から20日22時までスーパーポイント支払の設定が可能となっている。

楽天カード請求額の楽天ポイントによる支払
楽天e-NAVIのトップページからポイント支払いの設定ができる。

 

楽天カード請求額の楽天ポイントによる支払
ポイント支払いの設定画面。楽天の通常ポイントが1ポイント=1円として支払に利用できる。1回あたりの利用可能数は50ポイント以上になる。

 

ちなみに、審査無しで作れる楽天銀行デビットカードでも楽天ポイントによる支払ができる。

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楽天銀行デビットカードでも決済で1%の楽天ポイントが貯まるため、楽天カードを作れない人はこちらで代替しても良いだろう。

 

ANA(全日空)利用者におすすめの楽天ポイント利用方法として、ANAマイルへの交換がある。こちらも楽天の通常ポイントに限り、ANAマイルへの交換ができる。ANAマイルへの交換でも、楽天ポイントは現金以上の価値にできる。

楽天ポイントからANAマイルへの交換
2ポイント=1マイル(point.rakuten.co.jp/exchange/より)。50ポイント以上の2ポイント単位とかなり細かい単位で交換が可能となっている。

 

1ANAマイルの価値は様々な要素があるので正確な算出ができない。一概には言えない中であえて目安となる金額を述べていく。

たとえば、東南アジアを含むアジア圏なら3万から7万マイル程度でビジネスクラスにも乗れる(時期や国にもよる)。この3万から7万マイルは楽天ポイントなら6万ポイントから14万ポイントである。現金なら15万円以上が普通のビジネスクラス航空券を楽天ポイントなら6万ポイントから14万ポイントで購入できることを意味する。 

エコノミークラスの特典航空券に変えれば、1マイル=1.5円程度の価値。ビジネスクラスやファーストクラスの航空券に変えると、1マイル=15円ぐらいまで高められる。つまり、2ポイントで1マイルに交換できる楽天ポイントは1ポイント7.5円ぐらいの価値までは容易に高められるのだ。1年に1回でもANAのビジネスクラス、ファーストクラスで旅行したいなら、楽天ポイントはANAマイルへと交換するのがもっとも賢い使い方になるだろう。

ただし、楽天ポイントは1ヶ月2万ポイント(1万ANAマイル)までしか交換できない。また、1度(24時間)に交換できるのは1000ポイント(500マイル)と少額である。2万ポイント交換するには20日で20回も繰り返さなければならない。この点は少々面倒だろう。

ANAマイルは楽天ポイントからの交換以外でも貯め、楽天ポイントからの交換は補完的に使うのが賢いだろう。

 

2.楽天ポイントを現金と同等の価値にする方法

ANAを何年も使う予定の無い人、楽天カード・楽天デビットカードを持たない人なら「現金と同じ価値(1ポイント=1円)で現金の代わりに使う」のが楽天ポイントのもっとも賢い使い方となる。

 

楽天スーパーポイントを現金の代わりに使う方法としては

1.本来減るはずだった現金の代わりに使う
2.楽天証券における株式や投資信託の購入

がある。

また、生活していく上では避けられないリアル(店舗)の消費でも、

3.楽天Pay、楽天ポイントカード、楽天Edy

を通すことにより、楽天スーパーポイントの消費が可能である。

これらについてはSPUの適用がない。したがって、楽天カードのSPUによる還元をどっちにしろ受けれない。楽天市場以上に、優先順位が高い楽天ポイントの使い道になるだろう。

下記でそれぞれ詳しく紹介していく。

 

2-1.本来減るはずだった現金の代わりに使う

電気代や携帯代は生活していく上で避けられない出費になる。楽天モバイル楽天でんきへ加入することで、この費用についても楽天ポイントでの支払が可能となる。しかも、楽天でんき、楽天モバイルはともに期間限定ポイントの利用も可能となっている。楽天経済圏で生活している人には電気代、携帯代すべてをSPUやキャンペーンで増やした楽天ポイントで支払っている人も多い。

 

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2-2.楽天証券における株式や投資信託の購入

楽天証券においては

・国内株式(現物)の購入
・投資信託の購入

で楽天ポイントが使える。こちらの投資で利用できるのは通常ポイントのみになり、期間限定ポイントは使えない。

 

楽天証券を通した国内株式、投資信託の購入でも、楽天ポイントを1ポイント=1円として利用できる。ただし、楽天ポイントによる国内株式、投資信託の購入には利用可能額上限がある。

利用可能額は楽天会員ランクが「ダイヤモンド会員」か「ダイヤモンド会員以外」かで別れている。ダイヤモンド会員は1注文1日5万ポイント(5万円分)、1ヶ月50万ポイント(50万円分)になっている。

また、1ヶ月の利用上限は他の楽天グループでの総利用分になる。たとえば、1ヶ月50万ポイントの上限で、今月30万ポイントを楽天市場で利用している場合、20万ポイントしか投資へ利用できない。

 

楽天ポイントによる投資を含む、楽天証券の賢い利用方法について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

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2-3.楽天Pay、楽天ポイントカード、楽天Edy

生活していく上では店舗などリアルでの消費も避けられないだろう。このリアルの消費についても楽天Pay楽天ポイントカード、楽天Edyを通すことにより、楽天ポイントの消費が可能である。

楽天市場を含む限られたネット上の店舗で利用するよりも、リアルの決済で利用した方が現金での性質に近くなる。これらを現金の代わりに使えば、その分の現金が残ることを意味するからだ。

 

楽天Edyはセブンイレブンといったほぼすべてのコンビニで利用できるため、利用範囲も広い。しかし、楽天Edyで楽天ポイントを利用するにはポイント交換が必要であり、かつ期間限定ポイントは楽天Edyへと変えられない。

楽天Payと楽天ポイントカードならポイント交換の手続きも必要なく、かつ期間限定ポイントも使える。通常ポイントと期間限定ポイントを保有している場合、こうした決済でも期間限定ポイントから優先的に使われるため、楽天Payや楽天ポイントカードを優先的に利用した方が良いだろう。

楽天Payを使うことによる利益を最大化したい人は下記記事も参考に。

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楽天ポイントは楽天カードや楽天ポイントカード、楽天Pay、楽天Edyを通し、ネットでもリアルでも利用範囲が広がっている。リアルでの決済に利用すれば、より現金に近い性質にできるだろう。

 

楽天カード保有者は楽天ポイントを買い物や寄付で「使うべきではない」理由

楽天ポイントを買い物や寄付で「使うべきではない」理由

 

楽天カード保有者が楽天ポイントを楽天市場で使うべきではない理由は楽天カード関連のSPU(スーパーポイントアッププログラム)キャンペーン(楽天カードの日など)で、決済方法が楽天カードに限定している点がある。

たとえば、楽天カード関連のSPUでは最大+6%の還元を受けれる。

楽天ポイントで決済すると得られなくなるSPU

逆に言うと、楽天カードで支払わないなら楽天カード分のSPUポイント還元を得られなくなる。楽天市場の買い物で1万円分を楽天ポイントで決済すると、600円分の還元を逃す計算となる。短期では大したことなくとも、1年、2年で見れば大きくなるだろう。

 

SPUで得た楽天ポイント
SPUで得た楽天ポイント

 

また、キャンペーンによるポイント還元制度も楽天カード利用額に限定されている。

「毎月5と0のつく日」に楽天カード利用でポイント5倍キャンペーンで得た楽天ポイント
「毎月5と0のつく日」に楽天カード利用でポイント5倍キャンペーンで得た2019年3月楽天カード利用分のポイント。

 

楽天ポイントで決済すると、これらのSPUおよびキャンペーンによる還元の一部を受けられなくなるのだ。

 

全額楽天ポイントで決済すると、SPUやキャンペーンで得られるポイントは下記のようになる。

全額楽天ポイントで決済した、楽天koboの購入で得られた楽天ポイント。
楽天koboの購入で得られた楽天ポイント。楽天証券、楽天モバイル関連のSPUによるポイントだけで楽天カード関連の還元はなくなってしまう。毎月これら楽天カード利用額に由来するポイントが得られなくなるのは大きいだろう。

 

楽天カード関連のSPUやキャンペーンによるポイント還元は楽天市場で得られるのはもちろんのこと、楽天ブックスや楽天Kobo電子書籍ストアでの買い物、楽天ふるさと納税での寄付でも得られる。

確かに、所得税と住民税の控除が受けられる楽天ふるさと納税では、現金還元されるのに近い性質となるだろう。しかし、ふるさと納税でも楽天カード決済が利用できる。楽天カード保有者にとって、楽天での買い物や寄付での楽天ポイント決済は優先順位として低くなるだろう。

 

楽天ポイントで楽天ポイントを増やす「ポイント運用」の賢い利用方法

楽天ポイントで楽天ポイントを増やす(ポイント運用)の賢い利用方法

 

ポイント運用とは楽天ポイントをポイントのままで運用するサービスである。ポイント運用は楽天証券のように別途口座開設の必要もなく、投資先も2つなので、余っているポイントを気軽に運用できる。

【楽天PointClub】:ポイント運用| ほったらかしで増えるかも!?
ポイント運用は、楽天ポイントを使って手軽に運用が体験できるサービスです。100ポイントからサクッとはじめよう!

楽天IDを持つ人なら上記ページからログインしてすぐに始められる。ただし、ポイント運用は最低100ポイントからであり、100ポイント単位になる。また、ポイント運用に利用できるのは通常ポイントのみであり、期間限定ポイントは運用できない。

 

楽天のポイント運用は余っている楽天ポイントを投資として運用できる利点の他に、期間限定ポイントと通常ポイントを分ける手段として有用である。楽天でんきや楽天モバイル、楽天Payなどの支払に、運用分のポイントは利用されないからだ。通常ポイントだけを別に移し、期間限定ポイントだけをこうした決済に利用できるのだ。

通常ポイントは期間限定ポイントと別に管理したいという人は多いだろう。通常ポイントは上でも述べたように、楽天カードおよび楽天銀行デビットカードにおける支払からANAマイルへの交換、株式、投資信託の購入などに使える。せっかく貯めた通常ポイントを勝手に利用されたくないなら、ポイント運用の活用がおすすめである。

 

楽天ポイントを使った投資について、網羅的に詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

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