楽天ポイントのうち「期間限定ポイント」のみを消費したい場合はポイント運用へ通常ポイントを追加するのがもっとも簡単な方法になる。
ポイント運用は通常ポイントのみが利用でき、運用中のポイントは決済でも利用できなくなる。
もちろん、運用中のポイントも引き出せばまた通常ポイントとして利用できる。ただし、追加できるポイントは100ポイント単位であり、100ポイント未満の追加はできない。
「ANAマイルへの交換」「楽天カードの請求代金に利用」するため、通常ポイントを貯めたい場合に、期間限定ポイントだけを利用したいなら分離の手段としてポイント運用は手っ取り早くておすすめである。
この記事では楽天の通常ポイントをポイント決済から切り離す手段としておすすめの
▶ ポイント運用の使い方
から
▶ ポイント決済の優先順位
▶ 楽天ポイントの価値を最大限に高める方法
まで詳しく述べていきたいと思う。
ポイント運用の使い方
楽天のポイント運用はその名の通り、楽天のポイントを運用できるサービスである。証券口座開設なども必要なく、楽天会員なら100ポイント以上、100ポイント単位で誰でも簡単に始められる。
楽天IDを持つ人なら下記ページからログインしてすぐに始められる。
また、楽天PointClubアプリからも利用できる。
スマホで見れる「楽天PointClubアプリ」のトップページ。「ポイント運用」をタップすれば「アクティブコース」と「バランスコース」の選択画面になる。
ポイント運用のページ。上部の「アクティブコース」もしくは「バランスコース」を選択し、下部の「追加する」をクリックする。利用できるポイントは通常ポイントのみになる。
運用ポイントの追加はもちろん、引き出しでも手数料はかからない。
ポイント運用への追加は100ポイント以上、100ポイント単位になっている。100ポイント未満の追加はできない。100ポイント以上の通常ポイントを期間限定ポイントから分離する手段としては確実な方法になっている。
楽天ポイント運用に追加された通常ポイント。運用中のポイントは引き出さない限り、ポイント決済でも利用されない。
引き出しでは「すべて引き出す」、「ポイント数指定」のポイントの引き出しが1ポイント単位でできる。
運用ポイントの引き出しページ。ポイント数の指定では価格が変動するため90%の数しか指定できない。
営業日の14時までに引き出し申請をすると、翌営業日の22時頃に通常ポイントへ戻り、反映される。
ポイント運用のコース
ポイント運用では「アクティブコース」と「バランスコース」の2コースへと投資できる。
アクティブコースは価格の上下が激しい商品と連動している。具体的には7割が株式で構成される投資信託の「楽天インデックスバランスファンド(株式重視型)」と連動している。
バランスコースは比較的安定した金融商品と連動しているコースである。具体的には7割が債券で構成される投資信託の「楽天インデックスバランスファンド(債券重視型)」と連動している。ローリスク、ローリターンで運用したい人におすすめのコースになる。
期間限定ポイントから通常ポイントを分離したいだけなら「バランスコース」へ追加しておくのがおすすめである。こちらの方が価格の変動は少ないからだ。分離目的にくわえ、リスクを取りつつ楽天ポイントを増やしたいなら、アクティブコースを選んでも良いだろう。もちろん、100ポイント単位で2つのコースに分けての追加もできる。
ポイント決済の優先順位
ネット上のポイント決済や店舗での楽天Payを利用した決済では楽天ポイント、楽天キャッシュのどちらを優先するか選択ができる。
楽天Payのポイント/キャッシュ支払設定。優先設定でポイント優先か、キャッシュ優先かの選択ができる。
また、楽天のポイント決済ではポイント数を指定しての決済ができる。期間限定ポイントと通常ポイントの両方を保有している場合、期間限定ポイントが優先的に利用される。したがって、期間限定ポイントのポイント数を指定して決済すれば期間限定ポイント「のみ」を使うこともできる。
期間限定ポイントの中でも利用期限の近いポイントから消費され、期間限定ポイントが無くなった場合に通常ポイントが使われる。
ただし、事前に決済金額がわからない場合、たとえば、電気代や携帯代の支払では期間限定ポイントを全ポイント消費したら、通常ポイントが消費されてしまう。また、店舗で楽天Pay決済を利用する際もわざわざ期間限定ポイントの数に合わせるのは面倒だろう。
固定費などの支払で通常ポイントの利用を避けたい、決済ごとに期間限定ポイント数を設定するのが面倒なら、やはりポイント運用にて通常ポイントを分離するのが手っ取り早いだろう。
楽天ポイントの価値を最大限に高める方法
楽天ポイントは使い方によっても価値が違ってくる。
通常ポイントはANAマイルへの交換だったり、楽天カードの支払で現金以上の価値にできる。

期間限定ポイントも
1.携帯電話(楽天モバイル)
2.電気(楽天でんき)、ガス(楽天ガス)
といった「固定費」での支払、
3.楽天ポイントカード
4.楽天Pay
5.楽天西友ネットスーパー
6.楽天トラベル
7.Rakuten TV
で優先的に消費するのが賢い。なぜなら、楽天カードによる特別な還元が無く、現金を減らす代わりに利用できるからだ。つまり、期間限定ポイントを現金と同等の価値にできる。
期間限定ポイントの価値を高める使い道についてさらに詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
