楽天キャッシュは楽天および提携会社での支払、個人への送付に使える「電子マネー」である。楽天Payを通せば、楽天以外のオンラインサービス、コンビニなどリアルでの買い物にも楽天キャッシュを利用できる。また、楽天カードによる楽天キャッシュのチャージでは200円につき1ポイントが貯まる(0.5%還元)。
現在、楽天キャッシュは「直接的な」現金化(出金)ができない。楽天の期間限定ポイントと同様に金券の購入、売却を通した形が現金化の手段となっている。ただし、金券を通すと、60%から高くても90%の価値になってしまう。したがって、現金に困っていなければ楽天キャッシュのまま利用した方が良いだろう。特に、個人間での送付や割り勘など、交際費の支払では現金以上に利用価値が高くなっている。
この記事では
▶ 楽天キャッシュの使い道
▶ 楽天キャッシュを現金化する方法
▶ 楽天キャッシュを貯める(チャージする)方法
から
▶ 価値を最大化する楽天キャッシュの賢い使い方
まで詳しく述べていきたいと思う。
楽天キャッシュの使い道
楽天キャッシュは支払(決済)および送付の手段として使える。
オンライン上の支払では
1.楽天のサービス
にて楽天キャッシュが使える。
オンラインおよびオフライン(店舗)では
2.楽天Payが使えるサイトおよび店舗
3.楽天Payによる送付
にて楽天キャッシュが使える。店舗でのコード、QR、セルフ決済では1%の還元も受けられる。
楽天キャッシュの使い方について、下記でそれぞれ詳しく紹介していく。
1.楽天キャッシュが使える楽天のサービス
楽天のサービスでは基本的に、楽天ポイントが使えるなら、楽天キャッシュでの支払も認められている。楽天市場はもちろん、楽天ブックス、楽天kobo、楽天ふるさと納税、楽天トラベル、ラクマ、楽天西友ネットスーパーのほか、競輪(Rakuten Kドリームス)、toto(楽天toto)でも楽天キャッシュが利用できる(2020年11月現在)。
ただし、
①楽天キャッシュは楽天ポイントのような「交換」には使えない。
②楽天ポイントが使えない楽天totoなどに楽天キャッシュが使える。
といった例外はある。
楽天ポイントはANAマイルや楽天Edyへの交換ができる。しかし、楽天キャッシュはこうした交換には使えない。
また、楽天キャッシュは楽天ポイントの利用はできない楽天totoでの利用ができる。
楽天totoの決済画面。支払方法の変更で楽天キャッシュの利用ができる。
ただし、楽天銀行のアカウントからでは支払方法の選択ができない(楽天銀行口座にある現金での支払になる)。楽天キャッシュを使いたい人は必ず楽天totoのホームページから購入しよう。

ちなみに、楽天totoと楽天宝くじは違うサイトである。楽天宝くじでは楽天キャッシュおよび楽天ポイントも使えない。
2.楽天Payが使えるサイトおよび店舗
楽天キャッシュは楽天Payを通してオンラインおよびオフライン(店舗)での決済にも利用できる。
楽天Payが使えるオンラインサイト。オンラインでもグルメ、ファッション、美容、デジタルコンテンツ、ホビーなど、様々なサイトで利用できる(checkout.rakuten.co.jpより)
これらのお店では楽天IDでログインして、楽天のショップのように決済ができる。
また、楽天Payが使えるサイトで「Rebates」のマークが付いているサイトでは、Rakuten Rebatesを経由するだけで、楽天ポイントの還元が追加で受けられる。Rebatesには事前に登録しておいた方が良いだろう。
>>> Rebates(リーベイツ)|有名通販サイトやブランド公式ストアでのお買い物でも、楽天スーパーポイントが貯まるポイントサイト
Rebatesについて詳しくは下記記事を参考に。

楽天Pay支払に対応しているなら、他社のポイントも楽天キャッシュで購入できる。楽天キャッシュだけでなく、楽天ポイントの利用もできる。期間限定ポイントの有効期限が迫っている場合も、楽天Payは他社ポイントへの交換手段として使えるだろう。
たとえば、DMMはクレジットカード払い以外にも、楽天Pay決済によるDMMポイントのチャージができる。購入したDMMポイントには有効期限が無い。
楽天Payが利用できる店舗としてはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど有名なコンビニチェーンは一通りある。

居酒屋なら白木屋、魚民、笑笑。アパレルショップや漫画喫茶、引っ越しサービスの支払にも楽天Payが使える(2020年11月現在)。
楽天ペイ: アプリ決済が使えるお店(pay.rakuten.co.jpより)
楽天Payでは店舗でのコード/QR/セルフでの支払で還元を受けられる。1%還元を原則として、楽天カードによる楽天キャッシュチャージで0.5%還元ももらえたり、キャンペーンによる還元率アップも定期的に開催されている。
3.楽天Payによる送付
楽天キャッシュは楽天Payを通して送付ができる。楽天Payによる送付はスマホ1台で簡単に行える。送付先の本名を知らなくても楽天キャッシュを送れるため、匿名で楽天キャッシュのやり取りができる。楽天キャッシュを受け取る側はもちろん、送る側でも手数料は取られない。
また、楽天キャッシュを楽天カードでチャージすると0.5%還元(200円につき1ポイント)を得られる。たとえば、3万円分を送るために楽天キャッシュをチャージすれば150ポイントを貯められる。手数料がかかるどころか、還元でプラスにできる。クレジットカードによるチャージで還元を受けれる点はPayPayやKyashなど、ほかの決済アプリには無い機能になっている(2020年11月現在)。
ただし、楽天キャッシュの送付には上限がある。
1回の送付:10万円
1ヶ月の送付:100万円
送付単位は1円以上1円単位で可能である(cash.rakuten.co.jpより)
個人間、友人グループ、仕事仲間、サークル仲間などでの1回10万円までの支払なら楽天キャッシュでのやり取りを提案してみるべきだ。
また、現在、楽天キャッシュからの直接的な現金化は停止されており、再開の目処は立っていない。

楽天キャッシュの送付方法
楽天Payによる楽天キャッシュ送付方法としては
・スマホの電話帳に登録されている人の中から選択(スマホに楽天Payがダウンロードされている人は名前が表示さされる)
・リンクを作成し、LINEやSMS、ソーシャルで送付したい相手にリンクを送る
以上の2通りがある。
詳しい楽天キャッシュの送付手順について詳しくは下記ページを参考に。
楽天Payで得られる還元から賢い使い方までを詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

楽天キャッシュを現金化する方法
2020年11月現在、楽天キャッシュは「直接的な」現金化ができない。以前まで「プレミアム型」になれば楽天キャッシュを現金化できた。楽天キャッシュの直接的な現金化(現金での出勤)は停止しており、今後、再び実装される予定だ。

ただし、楽天キャッシュから現金への出金には手数料もかかっていた。今後、再実装されても、手数料は取られるだろう。
現在、楽天キャッシュを現金化したい人は期間限定の楽天ポイントと同様に、金券購入からの売却が現実的な手段になる。
金券を通したポイント現金化のデメリットとしては、手続きが少々面倒になる点がある。購入して商品が到着した後、フリマサイトやオークション、もしくは街の金券ショップで売らなければならないからだ。
また、金券を通すと、楽天ポイントの価値が1円以下になる。購入から売却まで送料、手数料などを引いてトータル額面の60%から90%程度になってしまう。
もちろん、売却額は金券の種類、ショップ、時期にも大きく異なる。フリマサイトやオークションで売却するなら落札価格の相場をチェックし、店舗の金券ショップで売却する場合は予め売却可能な商品券を聞いておき、かつ「いくらになるか?」もギフト券購入前に電話などで問い合わせておこう。
下記では楽天で「お得に」買える金券を紹介する。
楽天で買える金券
楽天キャッシュは楽天市場やラクマ(楽天のフリマサイト)で使える。ラクマでは各種ギフト券を購入できる。各種ギフト券はフリマサイトもしくはオークションサイト、街の金券ショップで売却(=現金化)ができる。
購入金額と売却金額をだいたい同じにする方法として、ラクマ(楽天のフリマサイト)での金券購入・売却がある。
ラクマでの楽天キャッシュ利用も楽天Payを通しての決済になる。楽天Payを用意していない人はスマホアプリのダウンロードからしておこう。
ラクマで購入した金券は同じラクマ内で販売できる。ラクマで売却すると販売手数料として売却額の3.85%(税込)取られる(faq.fril.jpより)。安く購入し、上手く売却できれば販売手数料を引いても90%以上を現金化できるだろう。ラクマで売却して得たお金は楽天銀行へ1万円以上なら手数料無料で出金できる。
フリマサイトやオークションサイトでの購入、売却が面倒なら楽天市場で購入し、街の金券ショップで売却すれば良い。
JCBギフトカードは多くの街の金券ショップで売却可能である。楽天市場でもJCBギフトカードは売られている。
楽天キャッシュで購入しても、楽天カード決済「以外」のSPUによるポイント還元は受けられる。
ただ、楽天市場で売られている多くのギフト券では額面の価格よりも少々値段が上乗せされるのと、送料がかかってしまう。送料が安いショップでも、JCBギフト券1000円分の料金が1135円 (税込)であり、これに送料として250円がかかる。1000円分のギフト券を買うのに1385円もかかってしまう計算だ。額面1000円で売却できても、利用したポイントの6割近くの額にまで減ってしまうため、あまりおすすめできない。
本屋で使える「図書カード」なら上乗せされた料金、送料を含めて107.5%で買える。
図書カードNEXT。図書カードNEXTの利用期間は10年間となっている。
購入価格では図書カードがお得なように思う。しかし、売却額だったり、売却できるかどうかは金券ショップやフリマサイト、オークションサイトによっても異なる。現金化する場合、購入価格だけでなく、売却可能な価格を調べた上で購入する金券の種類も選ぶべきだ。
楽天「ポイント」の現金化については下記記事を参考に。

上記記事でも紹介しているように、楽天の「通常ポイント」なら楽天証券を通して100%に近い額で現金化ができる。
楽天キャッシュを貯める(チャージする)方法
楽天キャッシュの使い道でも紹介したように、楽天キャッシュはほかの人へ送付ができる。
送付を受ける以外で楽天キャッシュを貯める方法としては
1.楽天Payを使った楽天キャッシュのチャージ
2.楽天アフィリエイトの報酬
がある。
下記でそれぞれ詳しく紹介していく。
1.楽天Payを使った楽天キャッシュのチャージ
楽天Payでは「楽天カード」「楽天銀行口座」「ラクマの売上」から楽天キャッシュにチャージできる。
楽天カードを使うと、チャージでも200円分につき1ポイントが貯まる(0.5%還元)。したがって、楽天キャッシュのチャージなら楽天カードの利用を優先すべきだ。
スマホでは楽天IDで楽天Payのアプリへログインし、トップページ右上の「+チャージ」をタップすると「金額を入力」の画面が表示される。詳しくは下記ページを参考に。

金額を入力すると簡単にチャージが完了する。ただし、クレジットカードや銀行口座など、支払元の登録は事前に必要になる(cash.rakuten.co.jpより)。
ラクマの売上は楽天キャッシュへのチャージだけでなく、現金での引き出しもできる。現金は当然、楽天キャッシュよりも使い道が多い。通常は楽天キャッシュで引き出すよりも現金で引き出した方がお得である。しかし、ラクマでは
①現金での引き出しは1000円以上から
②現金での引き出しは原則として手数料210円(1万円以上の引き出しで、かつ引き出し先の銀行が楽天銀行である場合に限り手数料無料は無料)
となっている(faq.fril.jp)。
ラクマの売上を楽天キャッシュへ変える場合、1円から交換可能である。また、1万円以上でなくとも、楽天銀行に口座を持っていなくとも、楽天キャッシュへの交換では手数料無料となっている。
現金の引き出しには無いメリットがあるため、ラクマの売上は楽天キャッシュへの交換も選択肢に入るだろう。
2.楽天アフィリエイトの報酬
楽天アフィリエイトは審査無しで利用できるアフィリエイトASPである。楽天市場などをすでに利用している楽天会員なら、楽天アフィリエイトのホームページへ移動し、再度ログインするだけですぐに始められる。楽天ROOMというショッピングSNSでもアフィリエイトの利用ができ、稼ぎやすくなっている。
楽天アフィリエイトの報酬は毎月3000ポイントまでが楽天の「通常ポイント」であり、3000ポイント以上は「楽天キャッシュ」になる。したがって、楽天キャッシュを貯める手段になる。
ちなみに、3ヶ月連続で3001ポイント以上の成果報酬があった個人は全額現金での振込に変更できる。
楽天ROOMなどSNSの紹介を含め、楽天アフィリエイトのおすすめの使い方については下記記事を参考に。

価値を最大化する楽天キャッシュの賢い使い方
楽天キャッシュは現金の代わりに使うと価値を最大化できる。
楽天キャッシュを現金と同じように使う方法としては楽天の期間限定ポイントと同様に、電気代や携帯代といった固定費の支払がある。固定費の支払では本来減るはずだった現金の代わりに使える。楽天キャッシュが使える固定費の支払としては楽天でんきや楽天モバイルの支払がある。楽天キャッシュの価値を最大化したい人は楽天でんきや楽天モバイルの契約もした方が良いだろう。
生活する上でほぼ必ず必要な電気代、携帯代の支払にも利用できる
ただし、固定費の支払としては①期間限定ポイント、②通常ポイント、③楽天キャッシュの順に消費される。つまり、楽天キャッシュが消費されるのは楽天ポイントが無くなった時である。楽天Payのように、楽天キャッシュの優先的な利用はできない(2020年11月現在)。
楽天の通常ポイントはクレジットカードの請求代金への支払やANAマイルへの交換など1円以上の価値にする方法もある。通常ポイントは固定費の支払前に、価値の高まる使い方をしておくべきだ。

楽天キャッシュの価値を最大化する使い方としては個人への送付もある。たとえば、割り勘や交際費の支払、お金の貸し借りなど、楽天キャッシュでの支払を相手が許してくれるなら、楽天キャッシュで支払うべきだ。これは本来減るはずだった現金の代わりに使えるため、1円の価値に等しくなる。また、チャージにより、200円分につき1ポイントの還元も得られる。つまり、現金を支払っても、還元分0.5%分をプラスにできる。
スマホでの送付なら現金を渡すよりもスマートなので怪しまれないし、相手も楽天ユーザーなら拒否する理由も特にないだろう。
価値が下がる楽天キャッシュの現金化はあまりおすすめできない。以前まで利用できた楽天キャッシュの現金化でも手数料がかかっていた。今後、再実装されても、手数料は取られる形になるだろう。したがって、現金化は楽天キャッシュの価値を下げてしまう。
現金に困っていなければ現金への「交換」ではなく、代わりの「利用」を中心に検討すべきだ。