楽天モバイルでは
1.格安SIMプラン(スーパーホーダイ、組み合わせプラン)
2.Rakuten UN-LIMIT
のプランが提供されている。
しかし、格安SIMプランの新規申込は終了している(楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)新規受付終了のお知らせより)。2020年11月現在、新規申込ができるのはRakuten UN-LIMITのみになっている。
楽天モバイルで現在提供されているRakuten UN-LIMITのプランでは「iPhone XR」以降に販売された機種しか、動作保証がされていない。具体的には
iPhone 12
iPhone 12 Pro
iPhone SE (第2世代)
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
でしか動作保証がされていない(2020年11月現在)。また、これら比較的新しい機種でも、一部の機能が制限されている。
Rakuten UN-LIMITにおけるiPhone 12(iPhone 12 Pro含む)の利用制限(network.mobile.rakuten.co.jpより)。
ただ、楽天回線エリアにいるなら、iPhoneでデータ通信、通話、SMSといった基本的な機能の利用はできる。楽天モバイルで提供されるサービスをiPhone 12で利用したいなら楽天回線エリアに居れば良いのだ。
Rakuten UN-LIMITは3300円(税込)の初期費用、MNPを利用して電話番号を維持したまま他社から楽天モバイルへ転入する場合はMNP手数料としてプラス3300円もかかる。
解約はいつでも解約料(違約金)等がかからずにできる。また、月額の基本料金は0円から3278円(税込)になる。
楽天モバイルの月額基本料金(network.mobile.rakuten.co.jpより)
3278円でも楽天回線エリアにおける高速データ通信が使い放題、Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題になっている。
したがって、楽天回線エリアで主に過ごしているなら、一度Rakuten UN-LIMITを利用してみて、不便に感じたら解約するぐらいの気持ちで申し込んでも良いだろう。
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この記事では
▶ Rakuten UN-LIMITにおけるiPhone 12の利用制限
について詳しく紹介するとともに
▶ 楽天モバイルが利用できるiPhoneの機種
まで詳しく述べていきたいと思う。
ちなみに、楽天モバイルではiPhoneの購入ができない。店舗かオンラインのAppleストアや中古スマホ販売店、ドコモ、au、ソフトバンクなどで購入した端末を使わなければならない。
Rakuten UN-LIMITにおけるiPhone 12の利用制限
Rakuten UN-LIMITにおけるiPhone 12(iPhone 12 Pro含む)の利用可能状況は下記のようになっている。
Rakuten UN-LIMITにおけるiPhone 12(iPhone 12 Pro含む)の利用可能状況(network.mobile.rakuten.co.jpより)
Rakuten UN-LIMITでもiPhone XR以降に販売された機種なら
・通話
は通常通り利用できる。
データ通信は楽天回線エリアおよびパートナー回線エリア(au回線)で利用できる。楽天回線エリアではデータ通信が使い放題になっている。しかし、パートナー回線エリアでは毎月5GBまでしか高速データ通信を利用できない。パートナー回線エリアで5GBを超過すると、最大で1Mbpsの速度にまで制限が入る。
SMSは「楽天回線エリア」でしか使えない。全国に広がるパートナー回線でのSMSはできないと思った方が良い。
逆に言うと、楽天回線エリアにいるなら、iPhoneでも通話、データ通信、SMSといった基本的な機能の利用はできる。
楽天回線エリア
楽天回線エリアは楽天の通信・エリアのページで確認できる。

楽天回線エリアは2020年11月時点で都市部の一部に限られている。
2020年11月時点の関東エリアの楽天モバイルサービスエリア(network.mobile.rakuten.co.jpより)。濃い赤色部分が「楽天回線エリア」、紫色部分が「楽天回線拡大予定エリア」になる。薄いピンク色のエリアは「パートナー回線エリア(au回線エリア)」になっている。パートナー回線は全国に広がっている。
ちなみに、楽天モバイルは2021年夏までに人口カバー率を96%にまで拡充するとしている(network.mobile.rakuten.co.jpより)。また、5GB対応機種なら、5GBも使えるようになる。
2021年夏には今よりも使いやすくなっているだろう。
接続回線の自動切り替え、APN自動設定、ETWSなど
iPhone 12はデータ通信でパートナー回線との自動切り替えができない。パートナー回線エリアから楽天回線エリアへ入っても、パートナー回線がそのまま利用されてしまう恐れがある。
テザリングが利用できる機種でも、自動切り替えができないため、パートナー回線での使いすぎに注意すべきだ。
楽天回線エリアではデータ通信が使い放題、パートナー回線エリアでは毎月5GBまでしか利用できない。5GBを超過すると、最大で1Mbpsの速度にまで制限が入る。
APN自動設定にも原則対応していないため、海外から日本へ戻ったときもアクセスポイントを手動で設定し直さなければならない。もちろん、iPhoneを日本国内でしか利用しない人ならAPNを設定し直す必要が無いため、この点は不便に感じないだろう。
また、緊急地震速報、津波警報といったETWSの通知はRakuten UN-LIMITだと原則来なくなっている。この点は今後の改善を期待するしかない。
ただし、Rakuten UN-LIMITの初期費用は3300円、MNPを利用して電話番号を維持したまま他社から楽天モバイルへ転入してもプラス3300円である。解約はいつでも解約料(違約金)等がかからずにできる。
また、APN自動設定に対応していないスマートフォンでも再起動すると自動的にモバイルネットワークに繋がったり、動作保証がされていない機能も使えたことがあった。
楽天モバイルは料金やサービスの点で大手キャリアより圧倒的に優れている。楽天回線エリアで主に過ごしており、iPhoneによる機能制限が気になるなら、一度Rakuten UN-LIMITを利用してみて、不便に感じたら解約するぐらいの気持ちで申し込んでも良いだろう。
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携帯代金を節約したい人は試しにRakuten UN-LIMITへ申し込んでみるべきだ。
楽天モバイルが利用できるiPhoneの機種
Rakuten UN-LIMITに対応の機種は下記ページから確認できる。

上記ページを見てもわかるように、楽天回線対応製品にiPhoneは含まれていない。
上でも述べたように、Rakuten UN-LIMITのプランでは「iPhone XR」以降に販売された機種しか、動作が保証されていない。iPhone XRより前に販売された「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 7」「iPhone SE (第1世代)」「iPhone 6」などは利用できないと思った方が良いだろう。Rakuten UN-LIMITにおけるiPhoneの動作確認状況は下記ページから確認できる

iPhoneショップなどで購入したSIMフリーの機種、ドコモやau、ソフトバンク、ワイモバイルで購入した動作が保証されている機種でも同じ利用制限を受ける。ただし、こちらも通信方式の違う輸入品やSIMロックが解除できない端末での動作保証はされていない。
Rakuten UN-LIMITの料金やサービスについて更に詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
