楽天証券とSBI証券の賢い使い分け方を紹介します

楽天証券とSBI証券の賢い使い分け方を紹介します楽天証券

 

日本株における手数料では楽天証券とSBI証券に大きな違いはない。投資信託や金・銀・プラチナの購入では「楽天証券」、米国株を含む海外株式や海外ETF、海外債券の購入では「SBI証券」を使うのがおすすめである。海外の金融商品でSBI証券がおすすめなのは外貨を住信SBIネット銀行で安く調達できるからだ。

 

楽天証券やSBI証券はネット証券と呼ばれ、大手証券会社よりも手数料が安い。いずれも口座を開設しておいて損はなく、マイナーな投資商品を買う予定がないなら証券口座はこの2社で十分だろう。

>>> 【投資信託、金・銀・プラチナの購入でおすすめ】楽天証券

>>> 【海外株式や海外ETF、海外債券の購入でおすすめ】SBI証券

 

この記事では

▶ 楽天証券とSBI証券の比較(まとめ)

から国内株式、海外株式、海外ETF、投資信託、債券、金・銀・プラチナ、iDeCoにおける

▶ 楽天証券とSBI証券の使い分け方法

まで詳しく紹介していきたいと思う。

 

楽天証券とSBI証券の比較(まとめ)

楽天証券とSBI証券の比較まとめ

 

まず、証券会社で人気の金融商品

1.国内株式
2.海外株式
3.海外ETF
4.投資信託
5.債券
6.金・銀・プラチナ
7.iDeCo

を楽天証券とSBI証券において、手数料を中心に比較すると下記のようになる。

楽天証券SBI証券
国内株式「超割コース」と「いちにち定額コース」がある。
1回の取引ごとに手数料がかかるプランで1取引55円から。
「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」がある。
1回の取引ごとに手数料がかかるプランで1取引55円から。
海外株式(米国株)手数料は「為替コスト」「取引手数料」。
米国株の取引手数料は0.45%+消費税。
手数料は「為替コスト」「取引手数料」。
米国株の取引手数料は0.45%+消費税。
(住信SBIネット銀行で買った外貨を使える)
海外ETF手数料は「為替コスト」「取引手数料」「総経費率」。
米国ETFの取引手数料は約定代金の0.45%+消費税。
手数料は「為替コスト」「取引手数料」「総経費率」。
米国ETFの取引手数料は約定代金の0.45%+消費税。
(住信SBIネット銀行で買った外貨を使える)
投資信託主な手数料は信託報酬。
楽天カード、楽天ポイントで投資信託が買える。
保有金額に応じたポイント還元あり。
主な手数料は信託報酬。
保有金額に応じたポイント還元あり。
債券取引手数料は無料。ただし、外国債券は為替コストがかかる。取引手数料は無料。ただし、外国債券は為替コストがかかる。
(住信SBIネット銀行で買った外貨を使える)
金・銀・プラチナ買付代金の1.5%(税抜)。保管料、売却手数料は無料。買付代金の2.0%(税抜)。保管料、売却手数料は無料。
iDeCo加入時・移換時の手数料 2829円
口座管理費 月171円
還付手数料 1488円
加入時・移換時の手数料 2829円
口座管理費 月171円
還付手数料 2148円

下記ではそれぞれの手数料を中心に、更に詳しく比較していく。

 

国内株式

国内株式や先物取引で生計を立てるプロのトレーダーなら売買システムも判断基準となるかもしれない。しかし、一般人は手数料が重要になるだろう。

 

楽天証券およびSBI証券の国内株式における現物取引手数料には

・1回の取引ごとに手数料を取られるプラン
・1日の取引金額合計で手数料が決まるプラン

の2種類がある。

「1回」の取引ごとに手数料を取られるプラン:楽天証券「超割コース」、SBI証券「スタンダードプラン
「1日の取引金額合計」で手数料が決まるプラン:楽天証券「いちにち定額コース」、SBI証券「アクティブプラン

 

「1回」の取引ごとに手数料を取られるプランでは楽天証券、SBI証券ともに同じ料金である。

取引金額楽天証券の現物取引手数料SBI証券の現物取引手数料
5万円まで55円(税込)55円(税込)
10万円まで99円(税込)99円(税込)
20万円まで115円(税込)115円(税込)
50万円まで275円(税込)275円(税込)
100万円まで535円(税込)535円(税込)
150万円まで640円(税込)640円(税込)
3000万円まで1013円(税込)1013円(税込)
3000万円超1070円(税込)1070円(税込)

楽天証券「超割コース」、SBI証券「スタンダードプラン」の手数料(2020年7月現在。sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)。「1回」の取引ごとに手数料を取られる。

 

「1日の取引金額合計」で手数料が決まるプランでは100万円を越えると、SBI証券の方が安くなる。

取引金額楽天証券SBI証券
50万円まで0円0円
100万円まで943円(税込)838円(税込)
200万円まで2200円(税込)1278円(税込)
300万円まで3300円(税込)1718円(税込)
300万円超300万円超は100万円増えるごとに+1100円(税込)100万円増えるごとに+440円(税込)

楽天証券「いちにち定額コース」、SBI証券「アクティブプラン」の手数料(2020年7月現在。sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)

 

楽天証券およびSBI証券では一定の条件を満たすと大口優遇を受けられる。大口優遇が適用されると現物取引で手数料の割引を受けられたり、信用取引手数料が0円になる。

ただ、1日の約定代金はデイトレーダーでもなければ100万円を越えないだろう。100万円を越えない一般人は楽天証券、SBI証券いずれでも手数料で大きな違いはない。

また、楽天証券、SBI証券はともに手数料の一部がポイントとして還元される。

 

手数料や還元されるポイントについて更に詳しくは下記ページを参考に。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
投資するならSBI証券。株、FX、投資信託、米国&#2...
手数料:楽天証券
楽天証券の手数料は、インターネット証券ならではの魅力的なロープライス。国内株式は取引スタイル、取引状況に応じて3コースから選べる選択制。購入時の手数料が不要なノーロード投信も充実。もちろん口座開設料、口座管理料は無料です。

 

信用取引手数料についても楽天証券およびSBI証券で大きな違いはない。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA
投資するならSBI証券。株、FX、投資信託、米国&#2...
信用取引の基本ルール | 信用取引 | 国内株式 | 楽天証券
信用取引の取引ルール/ご注意事項(信用取引の基本ルール)についてご案内しております。

 

海外株式

海外株式では扱いのある国や銘柄数、手数料で違いが出てくる。

SBI証券では楽天証券で取り扱いの無い韓国株、ベトナム株、ロシア株が買える。

取扱状況SBI証券での取扱楽天証券での取扱
米国株
中国株(上海、香港)
韓国株×
シンガポール株
タイ株
マレーシア株
インドネシア株
ベトナム株×
ロシア株×

○取扱あり、×取扱なし(2020年7月現在。site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより。)

 

取り扱っている各国株式の銘柄数は下記のようになる。

取扱銘柄数SBI証券での取扱銘柄数楽天証券での取扱銘柄数
米国株1942銘柄2439銘柄
中国株(上海、香港)1387銘柄901銘柄
韓国株63銘柄0銘柄
アセアン株553銘柄151銘柄
ロシア株30銘柄0銘柄
合計3975銘柄3491銘柄

2020年7月現在(site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)

 

扱う外国株式の数ではSBI証券が日本の証券会社の中でもトップクラスになっている。

 

また、外国株の売買でかかる手数料としては

1.為替コスト
2.取引手数料

がある。

SBI証券では住信SBIネット銀行で購入した外貨を利用できる。外貨は住信SBIネット銀行の方が手数料も安くなっている。

取引手数料ついてはどの国の株式かによっても異なる。米国株の取引手数料ではSBI証券も楽天証券も違いがない。

 

海外株式の売買における為替コストと米国、中国、タイ株式の取引手数料について下記で詳しく紹介していく。

 

為替コスト

SBI証券と楽天証券の為替コストを比較すると下記のようになる。

通貨SBI証券の為替コスト楽天証券の為替コスト
米ドル/日本円25銭25銭
ユーロ/日本円80銭50銭
英ポンド/日本円FXでのみ取扱70銭
豪ドル/日本円100銭70銭
NZドル/日本円100銭70銭
カナダドル/日本円80銭80銭
南アランド/日本円30銭30銭
トルコリラ/日本円150銭150銭
メキシコペソ/日本円30銭30銭
ロシアルーブル/日本円8銭8銭
中国人民元/日本円20銭FXでのみ取扱
香港ドル/日本円15銭香港株 15銭
上海株 20銭
韓国ウォン/日本円20銭
(100ウォンあたり)
取扱商品無し
インドネシアルピア/日本円0.03銭
(100ルピアあたり)
0.03銭
シンガポールドル/日本円83銭83銭
タイバーツ/日本円8銭8銭
マレーシアリンギット/日本円43銭43銭
ベトナムドン/日本円200銭
(1万ドンあたり)
取扱商品無し

2020年7月現在、株式を買えない国の為替コストも含む(site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jprakuten-sec.co.jprakuten-sec.co.jprakuten-sec.co.jpより)

 

証券口座にの為替コストについて、取扱通貨のいくつかは楽天証券の方が安くなっている。しかし、住信SBIネット銀行でも外貨購入ができ、購入した外貨はSBI証券へ入金し、外国株式の購入に充てられる。しかも、住信SBIネット銀行ではSBI証券よりも安いコストで外貨の売買ができる。

住信SBIネット銀行で取り扱いのある外貨は米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランドの9通貨である。

通貨住信SBIネット銀行の為替コスト
米ドル/日本円4銭
ユーロ/日本円13銭
英ポンド/日本円28銭
豪ドル/日本円25銭
NZドル/日本円25銭
カナダドル/日本円25銭
南アランド/日本円14銭
スイスフラン/日本円28銭
香港ドル/日本円5銭

住信SBIネット銀行の為替コスト(2020年7月現在、netbk.co.jpより)

 

更に住信SBIネット銀行では頻繁に為替コストの買付手数料無料のキャンペーンが行われている。

住信SBIネット銀行の外貨買付手数料無料キャンペーン
住信SBIネット銀行で定期的に行われている米ドルの為替コスト0円キャンペーン。全9通貨の買付時における為替コストが無料になっていた(netbk.co.jpより)。

 

住信SBIネット銀行を使うことにより、楽天証券よりも為替コストは抑えられるだろう。

 

取引手数料

米国株は楽天証券、SBI証券ともに取引手数料が同じになっている。

米国株SBI証券楽天証券
取引手数料約定代金の0.45%(税抜)約定代金の0.45%(税抜)
最低手数料0ドル0ドル
最高手数料20ドル(税抜)20ドル(税抜)

約定代金に対する取引手数料(インターネット注文。site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)。それぞれの手数料には消費税10%がかかる。

 

SBI証券も楽天証券も約定代金が2.22ドル以下の場合は手数料が無料になる。約定代金が4444.45ドル以上の場合は一律20ドルの手数料になる。

ただ、上でも述べたように住信SBIネット銀行で米ドルを購入すれば為替コストを抑えられる。したがって、SBI証券の方が米国株取引でかかる手数料合計金額は安くなる。

 

中国株は楽天証券とSBI証券で手数料が異なっている。

中国には上海証券取引所、深セン証券取引所、香港には香港証券取引所がある。海外投資家は香港経由で中国市場に上場する株式の取引もできる。

中国株SBI証券楽天証券
手数料約定代金の0.26%(税抜)約定代金の0.5%(税抜)
最低手数料47香港ドル(税抜)500円(税抜)
最高手数料470香港ドル(税抜)5000円(税抜)

約定代金に対する取引手数料(インターネット注文。site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)。それぞれの手数料には消費税10%がかかる。

 

47香港ドルは2020年7月現在で約648円、470香港ドルは約6485円。

楽天証券は約定代金が100万円を越えると、手数料が一律5000円+消費税になる。

SBI証券は約定代金が約1.8万香港ドル(約25万円)まで47香港ドル(約648円)、約18万香港ドル(約250万円)を越えると、手数料が一律470香港ドル(約6485円)となる。

したがって、13万円ぐらいまでなら楽天証券の方が取引手数料は安くなる。

例)約定代金が13万円

SBI証券:0.26%=338円⇒最低手数料の約652円(税抜)を請求される

楽天証券:0.5%=650円⇒650円(税抜)が手数料となる。

為替コストはSBI証券が1香港ドルあたり15銭、楽天証券は香港株が15銭、上海株が20銭となっている。ちなみに、香港ドルも住信SBIネット銀行で購入でき、住信SBIネット銀行では香港ドルの為替コストは5銭になる。

1香港ドルは約13.80円、住信SBIネット銀行で1万香港ドルを購入すると500円の為替コストがかかる。

楽天証券では香港株を1万香港ドル分購入すると1500円、上海株で2000円になる。

香港株でも1000円の差があるため、取引手数料および為替コストを合計すると住信SBIネット銀行で香港ドルを購入し、SBI証券で中国株を買った方が安くなるだろう。

 

タイ株でもSBI証券と楽天証券で最低手数料が異なっている。

タイ株SBI証券楽天証券
手数料約定代金の1%(税抜)約定代金の1%(税抜)
最低手数料761バーツ(税抜)
(ただし、売却代金が最低手数料に満たない場合は約定代金の50%(税抜)が手数料)
500円(税抜)
最高手数料上限なし上限なし

約定代金に対する取引手数料(インターネット注文。site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)。それぞれの手数料には消費税10%がかかる。

 

761バーツは約2569円(2020年7月現在)。SBI証券では売却代金が761バーツに満たない場合、約定代金の50%(税抜)が手数料となる。

SBI証券では1回の売却取引が761バーツ(約2569円)以下なら手数料は380.5バーツ(1285円(四捨五入))になる。761バーツ以上で7.61万バーツ(約25.7万円)以下までは取引手数料が761バーツ、楽天証券では5万円まで500円、5万円以上は1%となるため、約25.7万円までは買付、売却ともに楽天証券の方が安くなる。

SBI証券および楽天証券の為替コストは1バーツあたり8銭と同じである。タイバーツは住信SBIネット銀行では買えない。したがって、為替コストを考慮しても、約定代金が約25.7万円までは楽天証券の方が安いという結論は変わらない。

 

海外ETF

海外ETFの取扱本数についてSBI証券、楽天証券で比べると下記のようになる。

SBI証券楽天証券
米国ETF/ETN280本311本
中国ETF29本29本
シンガポールETF5本33本
韓国ETF2本0本
合計316本373本

2020年7月現在(site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)

 

また、海外ETFでは

1.取引手数料(買付手数料、売却手数料)
2.為替コスト
3.総経費率(エクスペンスレシオ)

が手数料として取られる。

たとえば米国ETFも株式と同様に下記のような取引手数料が請求される。

米国ETFSBI証券楽天証券
手数料0.45%(税抜)0.45%(税抜)
最低手数料0ドル0ドル
最高手数料20ドル(税抜)20ドル(税抜)

 

総経費率(エクスペンスレシオ)は投資信託における「信託報酬」と同じような性質の手数料であり、1年間に少しずつ引かれる。

アメリカの人気ETFの多くは総経費率が年率0.1%以下になっている。たとえば、1年で100万円保有していた場合、総経費率が0.1%だと1年で1000円が引かれる。

総経費率はETFによって異なり、証券会社ごとに違いはない。したがって、ETFで比較すべき手数料も海外株式と同様に為替コストと取引手数料である。為替コストと取引手数料は外国株式と同じ料金形態にしており、海外ETFもSBI証券の方が安く買える。

ちなみに、ETFの買付手数料はNISA口座だと無料になる(売却手数料はかかる)。もちろん、SBI証券、楽天証券いずれのNISA口座でも買付手数料は無料になる。ただし、ETFを購入できるのは(一般)NISA口座である。つみたてNISA口座では海外ETFを買えないので注意しよう。

 

投資信託

投資信託の手数料には

1.買付手数料
2.解約手数料
3.信託報酬

の3つがある。これら手数料は証券会社ごとに違いはない。

また、最近は多くの投資信託がノーロードと呼ばれ買付手数料、解約手数料が無料となっている。したがって、投資信託でかかる手数料は基本的に信託報酬のみとなっている。

信託報酬は安いもので年0.1%、高いもので年2%程度となる。信託報酬は1年間少しずつ引かれる手数料である。100万円保有している場合、信託報酬が0.1%なら1年間で1000円、信託報酬が2%なら2万円となる。

 

投資信託の購入において、証券会社ごとの違いは投資信託の取り扱い、購入や保有における還元で決まる。

投資信託の購入・保有で受けられる還元については、SBI証券、楽天証券でまとめると下記のようになる。

楽天証券SBI証券
投資信託の購入による還元楽天カード(クレジットカード)で購入すると1%還元無し
投資信託の保有による還元投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイント(年率0.048%還元)月間平均保有金額に対し年率0%から0.2%還元

下記でそれぞれ詳しく紹介していく。

 

楽天証券で投資信託の購入と保有により受けられる還元

楽天証券では月5万円(年60万円)まで 楽天カード(クレジットカード)で投資信託の購入ができる。クレジットカードによる購入では通常の買い物と同様に1%還元も受けれる。毎月5万円分の投資信託を購入するなら、1ヶ月で500円分のポイント、1年で6000円分のポイントがもらえる。

 

また、楽天証券では楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」および「楽天銀行ハッピープログラム」に登録すると、投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイントもらえるプログラムも提供されている。1000万円分の投資信託を持っていれば毎月400ポイント貰える。年利にすると0.048%である。

 

楽天銀行に口座を持っておらず、マネーブリッジおよびハッピープログラムに登録してない人も投資信託資産形成ポイントをもらえる。マネーブリッジおよびハッピープログラムによるポイントと投資信託資産形成ポイントの両方はもらえない。マネーブリッジおよびハッピープログラムに参加していないなら、自動的に投資信託資産形成ポイントが付与される。

 

投資信託資産形成ポイントは投資信託の残高が50万円以上で50ポイントから1000ポイントまでもらえる。

ポイント獲得に必要な残高
(毎月末時点)
付与されるポイント数
50万円以上~200万円未満50ポイント
200万円以上~400万円未満100ポイント
400万円以上~600万円未満150ポイント
600万円以上~800万円未満200ポイント
800万円以上~1000万円未満300ポイント
1000万円以上~2000万円未満500ポイント
2000万円以上1000ポイント

残高ごとの投資信託資産形成ポイントrakuten-sec.co.jpより

 

50万円で50ポイントなので、マネーブリッジおよびハッピープログラムよりも還元率が高くなる。しかし、250万円を越えると、マネーブリッジおよびハッピープログラムの方が還元率は高くなる。マネーブリッジおよびハッピープログラムでは投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイント増えていくからだ。

投資信託の残高250万円で還元されるポイント投資信託の残高300万円で還元されるポイント投資信託の残高400万円で還元されるポイント
マネーブリッジおよびハッピープログラム100ポイント120ポイント160ポイント
投資信託資産形成ポイント100ポイント100ポイント150ポイント

 

SBI証券で投資信託保有により受けられる還元

SBI証券では投資信託の「購入」における還元はない。しかし、投資信託の「保有」によって還元を受けれる。SBI証券では投信マイレージサービスポイントとして、投資信託の月間平均保有金額に対し、Tポイントの還元が受けられる。これはNISA口座で保有する投資信託も対象になっている。

 

投資信託の保有で受けれるSBI証券での還元
sbisec.co.jp

 

受けれる還元率は投資信託によって異なり、

・通常銘柄:1000万円以下で年率0.1%、1000万円以上で年率0.2%
・指定銘柄Ⅰ:年率0.05%
・指定銘柄Ⅱ:年率0.03%
・指定銘柄Ⅲ:年率0.02%
・指定銘柄Ⅳ:年率0.01%
・投信マイレージの対象外商品:0%

にわかれている。Tポイントは毎月付与されるため、付与時には上記パーセント(年率)の12分の1になる。

 

投資信託ごとの還元率について詳しく知りたい人は下記ページを参考に。

SBI証券

 

たとえば、0.01%還元の指定銘柄Ⅳは下記ファンドのみとなる

・SBI-SBI・新興国株式インデックス・ファンド

また、以下の投資信託は投信マイレージの対象外となる。

・MMF、中国F、MRF
・外貨建MMF
・ETF、REIT
・外国籍投資信託
・その他当社が定めた銘柄

対象外とは還元を得られない投資信託になる。

 

投資信託において楽天証券とSBI証券どちらがおすすめか?

楽天カードによる決済で1%還元を受けれるため、月5万円以内の積み立てを行うなら楽天証券の方がおすすめである。1%還元なので、信託報酬の安い投資信託なら、信託報酬(手数料)の5、6年分を還元でまかなえる。

また、楽天証券で投資信託を保有すると10万円ごとに4ポイント、年利0.048%の還元を受けられる。

 

保有で得られる還元に限っては購入したい投資信託によるだろう。

SBI証券において「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は年利0.03%の還元、楽天証券では年利0.048%の還元となっている。人気投資信託で常に上位にある楽天・全米株式インデックス・ファンドについて詳しくは下記記事を参考に。

楽天・全米株式インデックスファンドをもっともオトクに買う方法
 楽天・全米株式インデックス・ファンドは「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」へ主に投資する投資信託である。VTIはアメリカ株式市場に上場する大・中・小型株式、約4000銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数

上記ではETFと投資信託どちらを購入すべきか?についても詳しく説明している。

 

人気のeMAXIS SlimシリーズおよびiFreeシリーズはSBI証券だと0.05%もしくは0.03%となっている。楽天証券ではこららの人気シリーズも0.048%である。

ただし、人気投資信託である「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」は楽天証券において現状取扱が無い。SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの購入をしたい場合はSBI証券を使わなければならない。

 

債券

楽天証券、SBI証券いずれも債券の取引手数料は無料になる。ただし、外国債券については為替コストがかかる。

為替コストは外国株式や外国ETFで紹介したのと同様である。

通貨SBI証券の為替コスト楽天証券の為替コスト
米ドル/日本円25銭25銭
ユーロ/日本円80銭50銭
英ポンド/日本円取扱商品無し70銭
豪ドル/日本円100銭70銭
NZドル/日本円100銭70銭
カナダドル/日本円80銭80銭
南アランド/日本円30銭30銭
トルコリラ/日本円150銭150銭
メキシコペソ/日本円30銭30銭
ロシアルーブル/日本円8銭8銭
中国人民元/日本円20銭取扱商品無し
香港ドル/日本円15銭香港株 15銭

上海株 20銭

韓国ウォン/日本円20銭

(100ウォンあたり)

取扱商品無し
インドネシアルピア/日本円0.03銭0.03銭
シンガポールドル/日本円83銭83銭
タイバーツ/日本円8銭8銭
マレーシアリンギット/日本円43銭43銭
ベトナムドン/日本円200銭

(1万ドンあたり)

取扱商品無し

2020年7月現在、債券を買えない国の為替コストも含む(site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jprakuten-sec.co.jprakuten-sec.co.jpより)

 

外貨建債券は日本国内の債券に比べて高金利を受けられる一方で、為替の変動によるリスクもある。為替変動では円安になれば償還金が増える。一方で円高になると償還金が減ってしまう。金利が得られるにもかかわらず、円高になると、元本割れを起こす可能性もでてくる。

 

楽天証券とSBI証券における債券取引は為替コストの他に取引商品でも違いがある。各証券会社で扱いのある債券については下記ページを参考に。

債券|SBI証券
債券ならSBI証券。円貨建債券は初心者にも人&#276...
債券:楽天証券
楽天証券での債券のはじめ方や取引ガイド、商品概要、注文受付時間、取引ルールなどをご紹介いたします。

 

債券へ投資するETF

債券を買いたい場合、債券へ投資するETFを買う選択肢もある。債券へ投資するETFとしてはAGGが有名である。

AGGは元金や利子の支払いが確実と見込まれるアメリカ債券へ投資するETFである。アメリカ政府・地方自治体債や政府機関モーゲージなど、信用評価としてAAA(ムーディーズの信用格付け)の債券で7割以上を構成している。AGGはアメリカのドル建て債券ETFとしてシェア1位にもなっている。

 

iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)
2020年7月までの5年間におけるAGG価格推移(アメリカドル)。iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETFより。

 

総経費率が年0.04%に対し、直近の配当利回りは年2.7%。高い利回りを期待でき、新型コロナウイルスが流行した後も価格は順調に上昇している。

 

ETFの性質からいつでも売却できるため、実質このETFを債券としてポートフォリオへ含めている投資家も多い。

AGGは楽天証券およびSBI証券で購入できる。ETFなのでNISA口座での購入もできる。

 

金・銀・プラチナ

金・銀・プラチナといった貴金属は安全資産として不況時に価格の下がりづらい資産となっている。資産を増やす目的で保有するよりも、リスク分散の手段として利用すべきだ。楽天証券、SBI証券では金・銀・プラチナの購入ができる。

手数料についてまとめると下記のようになる。

金・銀・プラチナSBI証券楽天証券
手数料買付手数料 2.0%(税抜)
売却手数料 無料
買付手数料 1.5%(税抜)
売却手数料 無料
スプレット金 80円
プラチナ 145円
銀 4円
金 78円
プラチナ 125円
銀 3.9円
年会費無料無料
保管料無料無料

sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより

 

買付手数料は楽天証券で税込1.65%、SBI証券で税込2.2%になる。

スプレットは売買で生じる価格差であり、金額が小さい方が手数料としては安くなる。楽天証券のスプレットは金・銀・プラチナの主要取扱会社の中で最狭水準となっている。

金・銀・プラチナの証券会社ごとの手数料
rakuten-sec.co.jpより

 

手数料で判断するなら、楽天証券を利用した方が良いだろう。

SBI証券の特徴としてはネットで積み立てた金、銀、プラチナを現物転換請求できる点にある。現物転換請求とはその名の通り、ネット上の数字から金、銀、プラチナの現物へ変換できるサービスである。変換された現物は保管庫から自宅へ配送してもらえる。

金は1kg以上、プラチナは1oz(約32g)以上、銀は100oz(約3.2kg)以上積み立てると現物転換請求が可能になる。もちろん、盗難などのリスクはあるため、万人にすすめられるわけではない。

 

現物転換にかかる費用から申し込み方法について詳しくは下記記事を参考に。

金・プラチナ|SBI証券
金・プラチナ投資ならSBI証券。業界最低水準&#123...

 

ゴールドの国際価格と連動するETF

ゴールドへの投資としては直接ゴールドを購入するのではなく、ゴールドの国際価格と連動対象としているETFへ投資する手段もある。

資産総額が約4.3兆円で世界最大のゴールドETFとしてSPDRゴールドシェアがある。米国だけでなく、メキシコ、香港、シンガポール、そして、日本の東証にも上場している。米国・NYSEアーカでのティッカーはGLD、東証では1326である。SPDRゴールド シェアも楽天証券およびSBI証券で購入できる。

 

SPDRゴールド シェアの総経費率は0.4%であり、上でも述べたようにNISA口座では為替コスト、買付手数料も抑えられる。

東証で買えば円建てで1単元15000円程度から購入できるため、金への投資ならETFもおすすめである。

 

SPDR ゴールド シェア(GLD)のチャート
2020年7月までの5年間におけるGLD価格推移(アメリカドル)。チャートおよびデータ > 日本 > SPDR Gold Shares (GLD)より。

 

SPDRゴールド シェアは保有するだけで毎年0.4%の手数料を取られる(総経費)。金・銀・プラチナを直接購入する場合、買付手数料はかかるものの、総経費など保有でのコストはかからない。どちらが良いかは好みの問題になるだろう。

 

iDeCo

iDeCoについても楽天証券およびSBI証券は業界最安値圏の手数料で利用できる。楽天証券もSBI証券も手数料としてはそこまで大きな違いはない。この2つならどちらを利用しても良いだろう。

iDeCoにおける主要手数料をまとめると下記のようになる。

金・銀・プラチナ楽天証券SBI証券
加入時・移換時の手数料2829円2829円
口座管理の手数料
(掛金を拠出している場合)
月171円月171円
給付事務手数料1回につき440円1回につき440円
還付事務手数料1488円2148円

site0.sbisec.co.jpdc.rakuten-sec.co.jpより

 

iDeCoへ加入する際、移転する際に払う手数料は2829円と楽天証券、SBI証券で違いはない。

毎月支払う手数料は投資先商品への信託報酬と口座管理手数料のみである。信託報酬は購入する投資信託によって異なる。口座管理手数料は楽天証券、SBI証券ともに171円になる。

給付を受ける際の手数料はSBI証券、楽天証券ともに1回につき440円になる。

還付事務手数料は限度額を越えて拠出された掛金、あるいは加入資格のない月に拠出された掛金などを還付する際に取られる手数料となる。還付事務手数料は楽天証券が1488円、SBI証券が2148円になる。楽天証券の方が660円ほど安くなっている。

 

楽天証券とSBI証券の賢い使い分け方法まとめ

SBI証券と楽天証券の使い分け方法

 

証券会社に口座を複数持っていると管理が面倒にはなる。しかし、複数の証券口座を開設しても余分にお金を取られるわけではない。したがって、複数の証券会社に口座を開設しておき、投資目的によって利用する証券会社を分ければ良い。

 

日本株の購入ならプロのトレーダーだったり、1日100万円を越える投資をしない限り、どちらを利用しても変わりはない。投資信託や金・銀・プラチナなら楽天証券、海外株式や海外ETF、海外債券を中心に投資したいならSBI証券の利用が手数料などの点ではおすすめである。

 

日本でメジャーな金融商品へ投資するなら、NISA口座も開設できる楽天証券とSBI証券だけで十分である。

>>> 【投資信託、金・銀・プラチナの購入でおすすめ】楽天証券

>>> 【海外株式や海外ETF、海外債券の購入でおすすめ】SBI証券

上でも述べたように、NISA口座は1社にしか開設できない。利用しやすい証券会社でNISA口座開設の申し込みをすべきだ。

 

楽天証券およびSBI証券におけるNISA口座の生かし方について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

楽天証券のNISA口座を最大限に生かす使い方を紹介する
つみたてNISA早わかりガイドブック:金融庁 楽天証券は投資信託の購入、保有で他の証券会社よりも優位性がある。なぜなら、楽天証券だと、投資信託の購入と保有で還元を受けれるからだ。NISA口座においてもこれは変わらない。>>> 【投資信託の購
SBI証券のNISA口座を最大限に生かす使い方を紹介する
 SBI証券は海外株式やETFなどの購入で他の証券会社よりも優位性がある。これはNISA口座においても変わらない。 「(一般)NISA口座」は国内外の株式・ETF、国内REIT・ETN、投資信託、外国株式が対象となる。毎年120万円で5年間
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